僕にとって年越しの瞬間こそが、一年で一番大事な瞬間。
色々な場所で色々な年越しを見たいと思い、すでに10年以上続けている。
ここ10年で9回海外で年越しをしてきた。
というのも、年越し海外旅行は思っているより高くない。
高くないというのは言い過ぎかもしれないが、同時期の国内旅行に比べてコスパが良い。
ハワイなど超人気スポットなどを除外すれば、世界には安く行ける場所はたくさんある。
その一例が東南アジア。
円安とは言えまだまだ日本より物価が安いし、なにより冬でも暖かいのが良い。
離島に行けば、白い砂浜と綺麗な海で南国を味わえる。
治安も良いし、あまり気を張らなくて過ごせるのもとてもいい。
そんな理由もあり、直近4回は東南アジアで年越しをしている。
僕の好みは、派手な年越し。
大勢の観衆と盛大な花火でワイワイ、そんなのが好きだ。
しっぽり系も経験があるが、何か物足りなかったのが本音。
しかしながら、航空券は毎年値上がりしている。
コロナ以前のヨーロッパが今の東南アジアくらいの価格で、こんなんじゃコスパうんぬんの次元の話ではなくなる。
そこで、旅行好きの僕の経験から年末年始の航空券を効率的に買う方法を編み出した。
前提として、僕はマイルも貯めてなければ、セールを狙ったり、前々から予定を組んだりするのは面倒でやらない。
これはノリで海外年越しへ行きたい同士へ向けての僕なりのサバイバル術!
直行便を諦めるという選択
一年で一番航空券が高いのが、年末年始。
思っているほど高くないと言ったが、これは紛れも無い事実で通常の2〜5倍の価格になる。
日本では他に高い時期として、ゴールデンウィークやお盆があるが、この二つは多少分散する傾向がある。
それに比べ、年末年始は大勢の人が同タイミングで正月に向けて実家に帰ったり、旅行に出発するという点で、時期がかぶる。
それが高くなる一番の原因だ。
これに比べ、アジア諸国は旧正月がメインなので、年末年始の混雑が年間を通じて一番ではない。
ひとたび日本から出国してしまえば、航空券の値段は通常に戻る。
それを知っていれば、どこでもいいからまず日本から出国して、そこから目的地に行くのが最善の方法となる。
もちろん、直行便で目的地に行ければいいのだが、ここ数年はとにかく航空券が高いのだ。

11/4時点でのバンコクまでの直行便の価格
去年末もどこに行くか考えていた時に、試しに東南アジアの中心地であるバンコクの直行便チケットを見てみると、最安で往復20万円。
これが安いと感じる人はそのまま購入して全く問題ないが、僕の感想は「バンコク行くのに20万円も払えんわ」である。
感覚として、吉野家の牛丼が“今だけ”1杯1000円と言われているようで、コスパが悪い。
これはコロナ後から感じていたので、直近3年は直行便は諦め、どこかを経由して目的地に行くようにしている。
確固たる目的地がある人は直行向きだが、僕のように海外ならどこでも行ってみたいと思ってる人は、経由地も楽しめて一石二鳥。
1都市で4泊するより、2カ国で2泊ずつする方が、断然楽しいし刺激が多い。
スカイスキャナーなどの航空券比較サイトで見ると、最安値は乗り換え便が主流。
価格だけで言えばこれが一番安いのだが、乗り換えがギリギリだったり、8時間空港待機など精神的にも肉体的にもキツい便が多い。
そのため、僕はスカイスキャナーで検索して目的地までのルートを確認し、「個別」で買うことを選択している。
「個別」とは、各航空券を全て直行便で買うということ。
例えば、東京から台北経由でバンコクに行く場合、「東京→台北」「台北→バンコク」の2つのチケットを別々に買うという意味だ。
個別に買うメリット・デメリット
個別に買う一番のメリットは、自由が効くこと。
空港で8時間待たされるくらいなら、1泊してその国を楽しんだ方が良いし、乗り換えがギャンブルになるくらいの短い時間なら、最低でも3時間は空けて別の便を取る。
これだけで、楽しみは増えるし、不安もかなり減る。
次に、経由する国を楽しめるということ。
たまにしか海外に行かないのであれば、色んな国を見たいもの。
乗り換えで訪れる国にいっそのこと1泊して楽しむ方が断然お得である。
僕は年末年始に限らず、海外に行く時は経由地も含め数カ国行くことがほとんどだ。
さらに、荷物の紛失の確率をかなり抑えられるのも大きい。
直行便で紛失というのはあまり聞かず、乗り換え時に他の便に積まれてしまったというのがよく聞くパターン。
これは寝過ごして飛行機に乗り遅れた以上の精神的ダメージがある。
僕は昔から個別で買う方法を使っているので、ロストバゲッジを一度も経験したことがない。
もし、撮影機材が入っていたら気が気じゃ無いし、連絡を待っている間もとてもじゃないが旅を楽しめない。
もちろん、デメリットもある。
まず、値段が最安値より高くなる点。
感覚的に10〜15%は上がる。
それでもこの差額でもう1カ国楽しめるのであれば、安いものである。
乗り換え込みのチケットを一括で買うことの落とし穴は他にもあり、バンコクであればスワナプームからドンムアンへの移動、上海であればプードンからホンチャオの空港移動を強いられることもある。
慣れない海外でこれは敷居が高いし、空港が二つあるなんて知らなくて乗り過ごす可能性もある。
香港経由がコスパ最強
香港国際空港
東南アジアへの年末年始旅行でオススメの経由地が、香港。
実際に3年前から香港を経由して東南アジアに飛んでいる。
去年末の金額で言うと、羽田→香港が32,900円(片道)。
そこから僕はプノンペンへ行ったので、実際は別の便だが調べた時は香港→バンコクまで20,000円くらいだった。
帰りは香港を経由することなく、バンコク→成田を27,165円で購入。
金額の単純比較はできないが、直行便最安値の半額以下で済んでおり、さらに香港も楽しむことができた。
とにかく、日本から出てしまえば、年末年始でも価格はそんなに変わらないのが実情。
この便を買ったのも11月中旬くらいと、年末年始の予定としては遅すぎるくらいで、もっと早く取ればさらに安く買える。
香港が安い理由
理由はわからないが、多分人気がないからだと思う(笑)。
詳しくは書かないが、コロナ後から香港の人気は急落している。
これはここ3年で実際に見て感じており、街から欧米人は消え、かわりに中国人の観光客がごった返している。
あんなに毎夜賑わっていたランカイフォンは閑古鳥で、かつての華やかさはない。
3年間完全鎖国した結果、一見一緒に見えるが中身が変わってしまったようだ。
それでもアジア最大級のハブ空港は健在で、「ハブ空港があるのに人気がない都市」という点から、他のアジアの大都市に比べ、かなり安くなっていると考えられる。

香港の夜の盛り場だったランカイフォン
香港を使うメリット
香港はアジアの最大級のハブ空港なので、東南アジアの主要都市への直行便が数多くある。
タイならバンコク、プーケット
ベトナムならハノイ、ホーチミン
マレーシアならクアラルンプール
カンボジアならプノンペン
フィリピンならマニラ、セブ島
インドネシアならジャカルタ、バリ島
その他、シンガポール、ブルネイなど、ほとんどの場所への直行できるのが強みである。

香港エクスプレスはコスパが良いLCC
さらに、東京に住んでいればちょうど良い早朝便がある点。
香港のLCC・香港エクスプレスは羽田から朝6時半発の便があり、移動日を最大限に活用できる。しかも安い!
本来早朝便は、前泊のホテル代や家から空港までのタクシー代など余計な出費が多く、結局損することがよくあるが、新宿バスタからリムジンバスの始発で悠々間に合う。
現地到着は午前11時前で、午前中から動けるのは本当にありがたい。

高松空港は空港内のレストラン街も充実してる
裏技として、2年前は高松→香港の便を使った。
ジェットスターなどのLCCの国内便で高松まで行き、そこから香港へ飛ぶ。
たまたま検索してたら出てきて驚いたが、香港エクスプレスは高松からも出ている。
そして、人気がないので常に安い。
午前中に高松に着く便を手配できれば、昼食にうどんを食べてから香港へ行くなんてことも可能。
香港の選ぶ理由は他にもある。
空港から街へのアクセスが抜群な点。
これは本当に便利で、空港からMTRで九龍・香港駅まで20分くらいで行ける。
空港から外に出て、タクシー勧誘を断りまくって、GRAB手配みたいな煩わしいことも全くない。
荷物を受け取って出口を出たら、階段の上り下りすらなく、シームレスに街まで出れる。
MTRは10分に1本は来るので、非常に快適。
便も多いので、座れなかったことは過去一度もない。

MTRは空港から九龍まで2駅、香港まで3駅の好アクセス
香港のデメリット
そんな経由地最強の香港にも、実はデメリットがある。
これは今回特に痛感したことで、ホテル代が異常に高いこと。
1年前も少し気になってはいたが、今年が異常に高くこれはちょっと考えないといけないとさえ思った。
具体的に言うと、僕が香港の定宿にしていたチムサーチョイのBPインターナショナルは、コロナ前は1泊8,000円くらいで泊まれた。
立地も抜群で安価、「ザ・三つ星ホテル」という感じだった。
しかし今年調べてみると、1泊30,000円超え。
値段を浮かすために来ているのに、これでは高すぎるので別のホテルを泊まった。
そこは1泊20,000円だったが、口コミも荒れているような2つ星ホテルという感じで、お世辞にもいいとは言えない。
バックパッカー御用達のあの重慶大厦ですら1泊10,000円と、もう何か狂ってるレベル。

今回泊まったホテル(1泊20,000円)
なので、何度か香港を訪れている人には、0泊での移動をオススメする。
羽田→香港便を使えば午前中に到着できるので、移動を夜便にすればディズニーランドも余裕でいける。
初めての人でも観光なら1泊で十分。
それに、東南アジアのついてでに毎回を香港経由すれば、一度に何泊もする必要はなくなる。
他の候補地
色々調べまくったが、他に候補となる場所はハッキリ言ってない。
これが別の季節なら上海、北京、ソウルなどが候補になるが、年末年始は寒いので却下。
そもそも、年末年始に海外に行くのに、わざわざ寒いところに行きたくないという絶対的なポリシーがある。
年間を通して暖かいのも香港の良いところで、12月は平均18度くらいだ。
昼間はTシャツで、夜はジャケットを着るくらいの感覚なので、快適に過ごせる。
次点で同じように暖かい台湾もあるが、東京から台湾、台湾からバンコクのどちらも香港より高い。
朝便もあるが、早過ぎて始発のリムジンバスでも間に合わず、前泊するかタクシーが必須となる。
そうなると安く済ませたいのに意味がないので、却下となった。
それでもホテルは香港より断然安いので、ゆっくり2泊以上滞在したいという人なら全然あり。

上海も経由地としていい街だが、情勢を考えると今は難しそう・・・
最後に
まとめとしては、直行便を諦めることで費用を抑え、個別に航空券を取得することでリスクを減らし、経由地もどうせなら楽しみもう、ということになる。
いつか思い入れの強い香港について書きたいと思う。