今年の年越しは宮古島にいました。
年越しは毎年海外で過ごすことが恒例行事となっていたが、年始に出張が入っていたため、そちらを優先することにした。
去年のようにまたロックダウンや乗車拒否に巻き込まれるかもしれないし、帰国後コロナで隔離なんてことを考えると、諦めるのは簡単だった。
そんな中行った久々の宮古島は、やっぱり最高だった。
昼間はTシャツでいれるほど暖かく、海も抜群に綺麗でゆったりとした時間を過ごせた。
元旦は初日の出を見に東平安名崎へ。
曇天にもかかわらず、水平線から数分だけ拝めた眩しい太陽に今年の願いを託しました。
2月にはケニアへ。
キベラスラムの若者とバスに乗り込み、ナイバシャへ。
色々な葛藤はあったものの、結果として最高の撮影になり、みんなとは世代を超えて良い友達になった。
空き時間で行ったディアニビーチのバオバブリゾートでは、生涯最高のホテルを更新。
次に行ったミリティーニ村では伝統儀式に参加して朝から晩まで歌に踊りに怪しい飲み物にもうワケのわからん事態に。
「インドに行って人生変わった!」と就活で話す大学生のように「ケニアに行って人生変わった!」とこの歳で言いたくなった旅になった。
ゴールデンウィークには、開国したてホヤホヤのタイに行った。
バンコクで夜遊びしすぎたせいか、帰国後のPCR検査で陽性になり、そのまま噂の隔離ホテルに連行され、10日を過ごした。
幸い、ワクチンを3回打っているせいか、全くの無症状で誤診すら疑った。
その後も仕事、遊びを含め日本中を飛び回り、今月に再度ケニア、エジプトと駆け抜けてきた。
今年の出来事を振り返ってみると、20代の僕に旅の楽しさを教えてくれたタイは、調子に乗る40代の僕にコロナという灸を据え、初心に戻してくれたような気がした。
あの時ハンディカムで旅を記録したことがきっかけで、僕は映像制作を始めており、今もなお続けている。
そして、「映像を撮りたくなる場所へ行きたい」という信念のもと、その後よく海外に行くようになった。
そんなことを考えれば、今年はケニアというもっともっと何かを撮りたくなるような大地を発見し、そこで色々な人と出会い、新しい芽を感じた。
日頃気をつけているつもりでも、日々の怠慢は時間をかけ大きくなっており、軌道修正が必要なのが厄年である今年だったのかもしれない。
また、初心を忘れたら懲りずにタイへ。
もはや旅行も映像も僕にとっての生誕の地。
次に待っているのはさらなる懺悔か、至高のご褒美か。
そんなくだらないことを考えるクリスマスイブ。
来年も何卒宜しくお願い致します。